SUSTAINABILITYサステナビリティ
基本方針BASIC POLICY
化石燃料の枯渇
世界経済を支えてきた石油や石炭などの化石燃料は確実に枯渇の時を迎えます。
昨今、省エネやCO2 削減などの動きが徐々に盛んになってきていますが、まだまだ化石燃料をもとにしたエネルギーに依存する割合が大きいです。
現状のまま化石燃料を使い続け本当に枯渇が切迫した状況になり、貧富の格差や争いによって世界平和が侵害されることがあってはなりません。
再生可能エネルギーへの転換
化石燃料の枯渇の問題に向き合うためには、残された化石燃料を分け合って大事に使うこと、省エネやエネルギー効率の向上などによる使用量の削減、化石燃料から再生可能燃料への転換が必要になります。
また、化石燃料の使用を減らすことは地球温暖化の一因となる CO2 排出量の削減にも非常に効果的です。
しかしながら、化石燃料から再生可能燃料への転換は電気のスイッチのようにすぐに切り替えることはできませんので、ひとつひとつできることから速やかに実現させていかなければならない世界的な課題です。
パーム油について
土地や環境・労働といった問題点が指摘されていますが、その問題を解決するためにできたのがRSPO認証基準です。
国際的にもこのRSPO(※1)認証や同等の認証を取ったもののみを取引の対象にする動きになっています。パーム油産業に関しては、いくつかの国々が主軸産業として成り立つよう、環境に配慮しながら生産に取り組んでいます。いろいろな角度から総合的に地球全体の環境保護や人類の創造的発展を考えるのであれば、パーム油産業に自国の未来を描く国々の取り組みや、パーム油の食品以外の化学品向けなどの利用拡大を支援することが大事です。Nebio SUPER電力は、RSPO認証など健全に運営・生産をしていることが認証されたパーム油の普及に貢献していきたいと考えています。
2019年4月18日に経済産業省で行われた「第1回・総合資源エネルギー調査会省エネルギー・新エネルギー分科会新エネルギー小委員会・バイオマス持続可能性ワーキンググループ」では、パーム油を含む全ての植物油が石油・石炭に比べ温室効果ガス排出量が少ないとの調査結果が示されています。
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/biomass_sus_wg/001.html
※1 RSPO
Roundtable on Sustainable Palm Oil(持続可能なパーム油のための円卓会議)
RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)とは?
国際的な認証制度の事で、7つの環境関係団体が設立した非営利組織です。世界各地で行われているパーム油の生産が、熱帯林の保全やそこに生息する生物の多様性、森林に依存する人々の暮らしに悪影響を及ぼさないよう持続可能なパーム油の生産と利用を促進することを目的としています。RSPOの認証を受けたパーム油は、公正な労働条件、地域住民の土地と地権の保護、原生林の伐採禁止、プランテーション内の野生生物の保護などをクリアしている事を第三者機関で確認・認証していることを示しており、日本でも固定価格買取制度(FIT制度)の適用条件としています。
持続可能なパーム油の調達ガイドラインGUIDELINE
再生可能エネルギーへの転換
Nebio SUPER電力は、資源の制約や地球温暖化などの環境問題、生物多様性の劣化、人権問題など、持続可能な開発におけるリスクを認識し、持続可能な燃料の調達に取り組みます。事業が自然資本に依存していることを認識し、パーム油の調達に関しては原産地の森林破壊ゼロを支持します。
- 農園およびサプライヤーが、RSPOの原則と基準に合致していることを確認します。
- 原産地の森林破壊ゼロを確認します。
- 原産地のトレーサビリティを確保します。
- RSPO・農園・サプライヤー・NGO・専門家および第3者機関など、さまざまなステークホルダーと連携します。